産後2ヶ月からの。

慌ただしいけど毎日を少しだけ丁寧に。生後○日の育児だけでなく、産後○日の自分自身にも目を向けて生きる。

産後2ヶ月12日目 渋谷区は出産すると10万円くれる

育児はお金がかかる

最近まで、東京の渋谷区に住んでいた。

タイトルの通り、出産すると「ハッピーマザー助成金」という名のもとに10万円がもらえた。

産後間もなく転居したので持ち逃げみたいで渋谷区には申し訳ないけど、これにはちょっと感動した。

というか、すごく助かる。

生後2ヶ月を過ぎると予防接種が色々と始まり、保健がきかないものだと1回あたり1万円近くかかってしまう。

この10万円は注射に消えていくだろう。

他にもプレゼントで色々頂いたとはいえ、ベビーカーやすぐに小さくなる服、大量のオムツ、そして健康保険の出産一時金ではカバーできなかった分娩費用、やっぱりお金がかかるのだ。

役所の人が言うには、去年までは8万円で、今年から増額されたとか。

ありがとうございます。

 

出産するまで知らなかった

ところ変わって現在の市区町村へ転入。

こどもの医療費の助成、来年からは所得制限がつきますと説明された。

どこに住むかによって、こどもの病気を治すのにかかる費用が違うんだ…

出産するまでそういうことって関心持ったこともなかったから、新鮮な驚きだった。

保育園の資料ももらいに行ったけど、保育料ってめちゃめちゃ高い。

同じ日本でも、育児にかかる費用って違うんだなぁ。

 

もちろん、色々と手厚くしてくれたとはいえ、渋谷区で生活すると、家賃とかスーパーの野菜の金額だって全然郊外と違うから一概には言えないんだけれども…

 

お年寄りと赤子

役所からの帰り道、ご高齢のグループに

「あらー赤ちゃん!何ヶ月?」と声をかけられた。

 

この辺りはお金持ちのお年寄りが多く住んでいらっしゃる。

抱っこひもの中で寝ている息子を見せながらちょっと会話をした。

 

「日本のためにお母さん、いっぱい産んでくださいよね!」

山登りに行くんだろう、悠々自適なお金持ちのお年寄りグループはそう言って駅へと向かっていった。

なんだか少し複雑だった。

 

日本のために…

 

〜産後2ヶ月12日目〜

 2人目のこども。いや、まだ考えられない…

産後2ヶ月9日目 イングリッシュマフィン

パンをつくろう

今日はパンをつくろうと思った。

パンづくりはまだまだ素人だけど、うまくやれば赤ちゃんがいてもできるはず。

この日のために、準備しているのだ… ↓ ↓

 

nasie2.hatenablog.com

 

材料の計量は済んでいるから、ボールに入れるところからスタート。

イングリッシュマフィンをつくることに。

焦って小麦粉をまき散らす心配も、

冷蔵庫から出したての固いバターに舌打ちしながら無理矢理ナイフを入れることも、

今日は起こらないのだ。

手際がいいじゃないか…

 

こね始める

この手がベチョベチョのタイミングでだけは息子よ泣かないでくれ、と祈りながら高速でこねる。

難なくクリア。

こんなに早くこね上がったことはないんじゃなかろうか。

制限時間の分からない中で日々家事をしていると、順番とか段取り考えてやるようになるし、そもそもの作業スピードもものすごい早くなった気がする。

 

生地を発酵。

オーブンに発酵機能が付いてないから、室温も低いし1時間くらいかかりそう。

キッチンの普段そうじの行き届いてないところをキレイにしようかな…

と大そうじが始まる。

そうそう、気分が良いときはこうして体が動いて、更に気分が良くなる。

息子が少々ぐずっても、大きな気持ちで受け入れられる。

 

それができない時って大抵キッチンの洗い物が残ってる、洗濯物がたたみ終わっていない、アイロンが溜まってる、でももうなんもしたくないんだよばかやろー。

完璧主義のつもりはないけど、そんな状態が不快であることはまちがいない。

泣く息子を抱き、表情乏しい廃人のような姿で夫を迎える…

 

ひょっとして、息子が泣くから何もできないんじゃなくて、何もできていないから泣き止まない息子を受けとめきる余裕が持てないだけなのかもしれない。

 

赤ちゃんって思い通りにならないけど、どっちのスパイラルに自分を入れるのか、どんな自分でいたいのかは、やっぱり私次第だよな。と思う。

 

パンが焼き上がりました

その後の行程も無事に終えて、産後初めてパンをつくることができた。

明日の朝はシンプルに食べて、あさっての朝はエッグベネディクトにでもしてみよう。

 

〜産後2ヶ月9日目〜

 パンづくりをしたら、キッチンがキレイになった

産後2ヶ月8日目 入社2週間前に妊娠が発覚してしまった話②

今日は①のつづき

 

nasie2.hatenablog.com

 

 

直談判にでる

まずはとにかく今回のことをひたすら謝罪。

「おめでたいことだから…」と言ってくれたけど、先方はお金と時間を使って私を採用するに至っているのだ。

こんな迷惑な話はない。

 

でも、無理を承知で申し出た。

処遇は問わないので出産まで働かせて欲しい、と。

「出産まで」と言ったのは、それまでに必要だと思われなければ仕方がない。

仮に出産まで働けたとしても、産後もお世話になることができるかは自分次第で、それ以上甘えるわけにはいかないと思ったのだ。

 

意外な答えを頂けることになった。

絶対に無理をしない、体調が悪かったら休む。

この約束が守れるのなら是非来てください。と。

…この人は神か仏なのか?

まだ若い会社で人も少なく、猫の手も借りたい程忙しかったから、妊婦とはいえこいつも猫よりは使いものになるだろうと思ってもらえたんだろう。

社長の人格、タイミングの運に私は救われた。

 

そして今

妊娠中、つわりが全然なく体調を崩すこともなかったことも幸いして、ずっと働くことができた。

妊婦の身体ではやりたかった仕事はできなかったけど、十分だった。

そして、出産終わったら戻ってきてねと言ってもらえた。

1度はあきらめたけど、あの時申し出てホントに良かった…

 

今日、息子を連れて産後初めて会社にあいさつに行ってきた。

優秀な人が何人か新しく入社していた。

あの妊娠が発覚したときに直感的に思った通り、もう私の実力では新しくは入れない会社になっていた。

今面接しても、きっと履歴書を見て落とされてただろう。

 

みんなに息子を抱っこしてもらい、社長に書類を書いてもらった。

来年度から保育園に入れるための申し込みをする、就労証明書。

『育児休暇中』のところに丸がつけてある。

 

保育園に預けられるようになったら、恩を仕事で返しにいかなければ。

今のところ、前倒しで色んなものを頂いてしまった。

仕事もして、その後は保育園に迎えにいった子供を思いっきりかわいがる。

きっと大変なこともいっぱいあるんだろうけど、私がなりたかった母親になれそうだ。

 

〜産後2ヶ月8日目〜

私を育児休暇中にしてくれた会社にあいさつへ

 

産後2ヶ月7日目 入社2週間前に妊娠が発覚してしまった話①

既婚女の転職活動

結婚が決まったとき、5年間勤めていた会社を辞めることにした。

時間的にも精神的にも激務だったから、仕事は好きだけどこの先ずっとここで続けるのは難しいと思って、寿退社という口実でスムーズに退職。
少しのんびりしたかったのと、結婚式とかあったから1年は軽く働きながら過ごして、転職活動することにした。
 
エージェントに登録して、担当の方に会った時に言われた。
「29歳、既婚女性だと書類の時点で結構落とされるって覚悟しといてください。」
覚悟してたし、雇う方の気持ちを考えるとやっぱり当然だと思う。
だけど将来的に子供がいても仕事は続けていたいし、まだ3年くらいは思いっきり働いてみたい。
ホントのホントにそう思ってた。
いや、ホントなんです。
 
29歳、既婚での転職活動は簡単じゃなかったけど、縁あってここで働きたいと思える会社に決まった。
 

既婚女が妊婦に変わる

時間のある入社前に色々済ませておこうと、子宮がん検診に行った。
先生「ん!?…これ見えますか?」
がんが見つかったのか…。
頭が真っ白になった。
「胎嚢ですよ、妊娠してるじゃないですか。」
頭が真っ白になった。
  ※胎嚢…赤ちゃんが入ってる袋
 
入社2週間前に妊娠発覚とか最低じゃないか。
会社はもう色々準備してくれてるだろうし。。
子供に罪はないけど、大人として私はなんて罪深いんだ。
自己嫌悪で泣けてきた。
それにしても、私みたいな奴がいるからアラサー女の転職が大変になるのだ。
…皆さんホントにすいません。
 
自分自身についても、このタイミングで働くことを断念するとなると、もう今後の社会復帰の見通しは暗くなる。
無職では保育園に入れることも難しいし、社会から離れることになる期間を考えても自分が希望するような仕事を得ることは難しいだろう。
 
子供に申し訳ないけど、相当ヘコんだ。
夫は、僕が頑張るから別にずっと働かなくてもいいんだよ、と言ってる。
優しさで言ってくれてるんだろうけど、まったく的外れだ。
私は働きたいのだ。
子供にも夫にも罪はないけど、明日からも変わらぬ生活を継続できる夫が恨めしかった
 
もう黙って入社してしまおうかと思ったけど、エージェントに正直に言うことにした。
案の定、白紙に戻ってしまった。
先方は、産後落ち着いたらまた改めて面接しましょう、と言ってくれているらしい。
とはいえ、そんなうまい話はないだろう。
それに、まだ新しい会社だったけど、仮に私が社会復帰できるであろう2年後には、もはや私の実力じゃ入れない会社になってるだろうとなんとなく思った。
 

私らしくない行動に出る

恥を忍んで直談判することにした。
夫はこれからの出産・育児、一緒に乗り越えようと言ってくれてるけど、私一人で乗り越えなきゃいけないことだってこれからたくさんあるのだ。
当時の自分にとっては大げさではなく、ここが人生の分かれ道だと思った。
 
→②につづく
 
 
 
 

産後2ヶ月6日目 濡れ衣を着せられる

赤ちゃんのおならは信じられないほどデカい

赤ちゃんがおならをするなんて、産むまで知らなかった。

こんなに小さくて可愛らしい存在からそんなものが出るはずない。

でもおならもゲップも大音量で、おじさんのような振る舞い。

うなり声も大したものだ。

かわいいおじさん。

 

腸に母乳が届くと、母乳からガスが発生するんだとか。

あと、ゲップがうまく出ないときはおならで空気を出すこともあるよと助産師さんが言ってた。

うんちを出す前なんかは、息子の場合うなり声とともにおならが何発も出る。

 

あまりの音量に、何度夫の仕業じゃないかと疑ったものだ。

 

買い物中、トイレが我慢できなくなる

今日は午後、少しお散歩してからスーパーに買い出しに行った。

買い物中、突然の尿意。

息子もいるし、近所だから家まで我慢したいところ。

だけど産後は骨盤底筋が弱くなっているから、トイレを我慢するのがちょっと困難なのだ。

筋力の落ちたお年寄りが尿漏れするのと同じ状況。

 

…家まではもつまい。

買い物カゴを戻してトイレへ。

 

同じ施設内のスタバに行くのであろう、放課後の女子高生が5人くらい鏡の前で化粧直しをしてる。

 

ここのトイレには個室内に赤ちゃんを置く場所がないらしい。

だからと言ってもう引き返せない。

抱っこひもを片手で持ち上げ、身をよじりながらもう片手でズボンを下ろす。

何て様だ。

 

抱っこひもの中の息子を起こさないよう、ゆっくり便座に腰を下ろす…

 

起きてしまった。

ンヴ〜っと繰り返しうなり始める。

まるで私がふんばっているかのように。

そして大音量のおならを連発。

これは確実に私だと誤解されるじゃないか…

 

私ではない

トイレを出るとさっきの女子高生達が鏡越しにチラッとこっちを見て、鏡の中で互いに目を合わせて笑ったのを私は見逃さなかった。

 

すっきりした息子は既に手足をぶら下げて寝ている。

息子よ、ここでもう1発だけ発射して母の潔白を証明してはくれまいか。

この5人組が子育ても一段落のおばさん5人組だったらこんなことにはなってないのに。

 

「あの主婦、やばくない?あぁなりたくないよねー笑」って後で言うんだろうな。

端で携帯いじってる子はTwitterにでもつぶやいてんだろうな。

おい、まじで、あたしじゃないから。

 

赤ちゃんがおならをするなんて、彼女たちは知らないんだ。

こんなに小さくて可愛らしい存在からそんなものが出るはずない、と。

 

10数年前の私もきっと「超ウケる」とか言ってただろう。

彼女達もいずれ産めば分かるはず。

 

これは順番なんだ。

 

〜妊娠2ヶ月6日目〜

  普段の腹筋に加えて、骨盤底筋のトレーニングを始めようと思う機会を頂く。

産後2ヶ月5日目 ”Yahoo!知恵袋鬱” になる

Yahoo!知恵袋を見てみよう

初めての育児、心配で気になることだらけ。

いろんなことが気になって、合っているのか不安になって、

毎日のように赤ちゃんを抱きながらスマホ片手に調べている。

「”赤ちゃん” ”うんち” ”頻度”」

「”赤ちゃん” ”泣き止まない”」

「”赤ちゃん” ”お風呂” ”温度”」

「”赤ちゃん” ”鼻くそ” ”とれない”」

  ※これに関しては自分的に最高の解決方法を発見しました ↓↓ 

nasie2.hatenablog.com

 

とにかく心配事は無限に増える。

ネットで調べると必ず出てくるのがYahoo!知恵袋の過去の質問。

あ、私と同じこと気になってる人がやっぱりいた!という小さな喜びがわく。

うんうん、みんな不安になりながらやってんだよね…

孤独から救われる。

 

そして回答を見る。

似てる質問が同じページに出てくるから、セカンドオピニオンのつもりでそれも見る。

同じカテゴリの別質問も出てきて、最初の疑問とはちょっと内容が違うけど、一応見る。

今度はそこで見た質問に関連している別の質問が出てきて、もはや最初の疑問とは全く内容が違うけど、見てしまう。

あれ?私は一体何を調べていたんだっけ…?

完全に知恵袋ループにおちいる

そうしてどんどん新しい質問へ。
「産後」のカテゴリを進んでいっているんだろうけど、最終的にたどり着く質問は、
 
「産後、旦那のことが大嫌いになりました…」
「出産してから義父母がうざくて仕方ありません…」
「産後、実母との関係が悪くなりました…」
「妊娠中、夫が浮気していたようです…」
 
…ネガティブすぎる。
 
産後のデリケートな心には重すぎるのか、気持ちがどんどんネガティブな方に引きずられていくのだ。
 
人と関わることの少ない日々を送っているもんだから、1つの質問が世の多数派の出来事かのように思えてくる。
他人事とは思えず、明日は我が身かと恐怖すらわいてくる。
 
そもそも幸せ報告の場ではなく、質問・相談の場なんだから、どちらかというとネガティブな話題が多くて当然なのだ。
 
こうして知恵袋に相談しに行き、完全に入れ知恵されて帰ってきている。
 

解決したらさっさと撤収すべし

見るべきではない質問を読んで、勝手に傷ついている勝手な奴。

Yahoo!知恵袋が悪いわけではない、私の使い方が悪いだけである。

今日、心に決めた。

知りたいことの答えを得られたら、それ以上深入りしないようにしよう。

 

〜産後2ヶ月5日目〜

ネットは正しく使おうと学ぶ。

 

腹筋継続中。さすがに見た目の変化はないけど、便秘とかしなくなったかも。

産後2ヶ月4日目 小麦粉をひたすら200gずつに分ける

パンがつくりたい

出産前、パン教室に不定期に通ってました。

とにかくパンが好きで。

 

パン屋さんに行ってじっくり眺めて選ぶのも、

買ってきたパンのことを夫に話しながら朝食に出すのもテンションが上がる。

パンを買うと、このパンを何と一緒に食べようかとワクワクして、付け合わせやジャムを作りたくなる。

 

そして自分でパンを作りたいという気持ちにいたる。

もはやパンのことを愛しすぎて突き抜けてしまっているパン教室の先生の、パンへのこだわりが溢れる説明を聞いて感動してしまう。

なんて奥が深いんだ…!!

パンが好きな人はこんな風にパンにはまっていくんだろう。

 

育休中は家にいる時間が増えるから、育児の合間にパン作りできたらいいなと目論んでいた。

夫にオーブンが欲しいなとねだっていた。

 

甘かった。

 

計量している途中に泣いて、どこまで計ったか分からなくなる。

生地をこねはじめて、一番手がベチョベチョのタイミングを見計らって私を呼ぶ。

発酵中のヒマな時間に限って爆睡。

 

あぁ、これはムリだな と思って一度は断念した。

 

でも、パン作りに限らず、

子供を理由に今日は何もできなかった…という日々を送らないと決めたのだ。

もちろん、手一杯の日もあるけど、何もできないってことはないだろう。

育児の合間を縫ってできるように自分が工夫すればできるはず。

 

ということで、

パン作り用にネットで買った5kgの小麦粉をひたすら200gずつに分ける。

ついでにバターも切り分けておこうか。

なんと地味な作業…!!

 

息子がよく眠っていたから、冷蔵庫であまっていたぶどうと赤ワインでジャムも煮てみた。

できあがったジャムをビンに詰めて、またひとつ充実した気持ちになる。

ゆとりのある気持ちで眺める息子の顔は、一層かわいく思える。

 

このジャムは明日の朝、買ってきたパンにつけて食べよう。

 

パンは作れなかったけど、これでいい。

 

〜産後2ヶ月4日目〜

パンを作る準備をする。

 

腹筋すると、初日よりも苦しさが減ってきた気がする。