産後2ヶ月8日目 入社2週間前に妊娠が発覚してしまった話②
今日は①のつづき
直談判にでる
まずはとにかく今回のことをひたすら謝罪。
「おめでたいことだから…」と言ってくれたけど、先方はお金と時間を使って私を採用するに至っているのだ。
こんな迷惑な話はない。
でも、無理を承知で申し出た。
処遇は問わないので出産まで働かせて欲しい、と。
「出産まで」と言ったのは、それまでに必要だと思われなければ仕方がない。
仮に出産まで働けたとしても、産後もお世話になることができるかは自分次第で、それ以上甘えるわけにはいかないと思ったのだ。
意外な答えを頂けることになった。
絶対に無理をしない、体調が悪かったら休む。
この約束が守れるのなら是非来てください。と。
…この人は神か仏なのか?
まだ若い会社で人も少なく、猫の手も借りたい程忙しかったから、妊婦とはいえこいつも猫よりは使いものになるだろうと思ってもらえたんだろう。
社長の人格、タイミングの運に私は救われた。
そして今
妊娠中、つわりが全然なく体調を崩すこともなかったことも幸いして、ずっと働くことができた。
妊婦の身体ではやりたかった仕事はできなかったけど、十分だった。
そして、出産終わったら戻ってきてねと言ってもらえた。
1度はあきらめたけど、あの時申し出てホントに良かった…
今日、息子を連れて産後初めて会社にあいさつに行ってきた。
優秀な人が何人か新しく入社していた。
あの妊娠が発覚したときに直感的に思った通り、もう私の実力では新しくは入れない会社になっていた。
今面接しても、きっと履歴書を見て落とされてただろう。
みんなに息子を抱っこしてもらい、社長に書類を書いてもらった。
来年度から保育園に入れるための申し込みをする、就労証明書。
『育児休暇中』のところに丸がつけてある。
保育園に預けられるようになったら、恩を仕事で返しにいかなければ。
今のところ、前倒しで色んなものを頂いてしまった。
仕事もして、その後は保育園に迎えにいった子供を思いっきりかわいがる。
きっと大変なこともいっぱいあるんだろうけど、私がなりたかった母親になれそうだ。
〜産後2ヶ月8日目〜
私を育児休暇中にしてくれた会社にあいさつへ