産後2ヶ月14日目 いとも簡単に「イクメン」の称号を手に入れる旦那
旦那の抱っこでおでかけ
夫の仕事が休みだったから、息子と3人でおでかけ。
前から行ってみたかったスポットへ向かう。
3人で外出するときは、夫が抱っこひもで息子を抱えてくれる。
毎日の抱っこで首〜背中〜腰、そして手首が痛くてたまらないから、夫が抱っこを代わってくれる休日は本当にうれしい。
1人で歩けるってなんて身軽なんだ…!
外出先でランチをすることに。
平日の昼間、100席くらいあろうそのレストランは女性客が大半を埋めていた。
家族連れはうちくらいだろうか。
席に着く前に授乳を終わらせ、息子も機嫌良く横になっているから、ゆっくり食事ができそう。
お父さんのオムツ交換
食事中、オムツが気持ち悪くなったのか、息子がちょっとぐずりだした。
奥にオムツ替えスペースがあるとのことだったから
「ちょっとオムツ替えてくるよ。」
と言ったところ、ほぼ食べ終えていた夫が
「いいよいいよ、僕が行ってくるから食べてな。」
と息子を抱き、オムツやお尻ふきの入った私のマザーズバッグを肩にかけて連れて行ってくれた。
夫は基本的に優しいのだ。
お言葉に甘えて、1人で食べ続けさせてもらった。
10分後、オムツ交換を終えてこちらへ戻ってくる親子。
そのレストランの大半を埋める女性客、おばさま達から賞賛を浴びながら戻ってくる夫。
「お父さんがオムツ替えしてくれるだなんて素敵だわ〜〜(ハート)」
「イクメンね〜〜(ハート)」
いやいやそんなことないんですと謙遜すれば、その分だけ夫の評価は更に上がる。
おしりがすっきりした息子までおばさま方にニヤッと笑顔を向けているではないか。
…なんなんだうちの男2人は。
「イクメン」の妻の気持ち
繰り返すけど、夫は基本的にとても優しい。
育児にも比較的協力してくれるし、疲れた私のやつ当たりにだって怒ったりしない。
とても感謝してる。
でもなんだろう、一瞬、イラッとしたのだ。
これは怒りじゃない、嫉妬だ。
夫は世間一般のお父さん方に比べて休みが少ない。
帰ってくるのも結構遅い。
日常的には息子のお世話をほとんど私がやることになるし、残念ながら夫からは母乳が出ない。
そこはもう仕方ないと思っているし、私も自分の仕事だと思っている。
しかしである。
30回に1回、いや、50回に1回のオムツ交換を引き受けたことで「イクメン!!」と喝采を浴びている状況におそらく納得がいかないのだ。
夫が悪いわけではない。
あのおばさま達の頃にはイクメンなんて概念はなかっただろうし、協力する・しないとか以前に育児が女がやっとれ、みたいな常識もあったんだろう。
なんなら夫にオムツ替えを任せている間に1人で食事を進めている私なぞ、
「あの嫁、ご主人にやらせて自分は食事して何様かしら」の勢いである。
イクメンと良妻賢母
女性にもあるではないか。
「良妻賢母」という称号が。
夫の社会的成功を陰ながら支え、子供を立派に育て上げる、というところか。
なんという長期戦…
1回のオムツ替えで得るイクメンの称号に対して、こちらは少なくとも数年はかかりそうだ。
男性のみなさま、育児休暇など取得せずともイクメンになれます。
外出先で、赤ちゃんをオムツ替えスペースへ連れて行くことです。
ミドル世代の女性が多い場所と時間帯を狙うのが良いでしょう。
その場にいる妻以外の女性からは、「イクメン」と呼んでもらうことができます。
〜産後2ヶ月14日目〜
私のことも誰かほめてください